うちの母親は頭が固い。
エロそうなものとか耽美な雰囲気とか、そういう表紙のものを見るだけでも嫌らしい。
私が中一の頃、学校の図書館から当時流行っていたライトノベルを借りてきて読んでいたときのこと。
ふつーのファンタジーものなのだが、表紙をめくったカラーページに、ヒロインの沐浴姿が描かれていた。
今のラノベではそう珍しくないことだと思うが、母親にとってはもの凄い衝撃だったらしい。
「あんないやらしい絵が描いてある本なんか読んで!」と罵倒された。
中三頃、私は漫画やアニメにハマっており、趣味の合う友人らと毎日そんな話ばかりしていた。
その友人らのことを母親に説明するとき、
「ちょっとオタク入ってる集団」
と表現したら、
「オタクって言うのは女の子のエッチな絵とかを見て喜んでるような人間なんだから、そんな言葉は使っちゃダメ!」
と、これまた怒られた。
中途半端なオタクを自称する私からすれば誤解も甚だしい意見だが、当時は黙って退くしか出来なかった。
高二の頃、ちょっとエッチなゲームにハマっていたが母親に見つかって全部捨てられたこともある。
そのときに、ゲームでもなんでもないし内容だってエロくないのに、表紙がちょっと上半身を露出しているだけで一緒に捨てられてしまったCDなどもある。
私から見ると、エロさも何も感じない絵だったのになぁ(´・ω・`)?
そんな母親も、私が成人した後はあまり口を出さなくなった。
二十歳を過ぎたら自己責任ということなのだろう。
しかし、たまに怒られたりするときに、うちの母親らしいエロへの嫌悪をのぞかせるときがいまだにある。
彼女さんとの関係に悩んでいた私は、なにかヒントになりそうな本を探して読んでいた。
その中には血液型占いの本などもあったのだが、その系統で、性格がSなのかMなのかを解説する心理テストの本があった。
その名も『
SとMの法則』。
これが母親的には物凄く嫌だったらしい。
まぁ題名が題名だから、セクシャルな方向を想像してしまってもしかたないのかもしれないけど…。
でも、衝撃的な題名をつけて手にとってもらう方法ってよくあると思うんだがなぁ。
あ、最近大学の生協で『
セックスボランティア』という本も買ったなぁ。
障碍者の性を取り上げたノンフィクションのすごく真面目な本ですが。
それもダメだったのかも。
内容は全く関係なくて、性的な題名がついてるだけで受け入れられないって少し行き過ぎだと思うんですよ。
上に挙げたような本をひっくるめて、「どうしようもない本ばっか買って!」と怒られたり。
『
ラブホテル進化論 (文春新書 620)
』とかも「どうしようもない本」に分類されるのかもしれないですね。
この溝は一生うまらないのだろうか…。