映画『G.I.ジェーン』のレビュー
主人公の女が海軍特殊部隊の訓練プログラムに入って頑張る話。
デミ・ムーアつー女優さんが丸刈りですげーカッコイイ演技してた。
そこは大好き。戦争モノとか好きだし。
しかしねー。内容はなんだかとてもがっかりだった(´・ω・`)
多分、巷で言われているのとは別の意味で。
軍隊という男社会で、軍人として対等に扱って欲しいと願う主人公は、女であるという体力的ハンデをも越えて、文字通り男と同じだけの働きをしてプログラムをこなしていくんですよ。
それはいい。かっこいいし。一人の人間として、自分の道を行く彼女は尊敬できる。
でもさー、この映画って「男と同じ働きをしてこそ女は認められる」ということを言いたいの?なんなの?
その辺の主張が曖昧な上に、結局性差別問題だったりセクシュアリティ問題だったりをすごく乱暴に扱ってるから、観終わった後がかなり脱力だった。
確かに、軍隊みたいな特殊な環境で女が活躍するには男と同じだけの結果を出さなければいけないのかもしれないですが(その辺の軍隊知識は乏しいので性別と出世とか実際どうなのか分からない)。
もし、この映画が「男女平等」を主張しているのだとしたら。
軍隊という環境を選んだのは間違いだと言わざるを得ない。
軍隊とか戦争とか、そーゆー非日常的・非人間的環境で「男女平等」とか言っても意味がないから。
男女平等とか、差別のない世界、とか様々な多様性、とかそういうことは平時にしか尊重されない。多様性を活かすというのは、基本的に人間が生きることを前提としていると思う。でも、戦争って人が死ぬのが当たり前で、人を殺すことを前提としているから、ベクトルが正反対。
人間性をなくして、敵を殺すための駒として兵士を扱うには、そりゃ男だけの方が便利だろうさ。まぁ主人公くらいの能力があったら前線でも十分活躍できるだろうけど、「女でも軍隊で肉体的に活躍できます!」というのと男女平等はなんか別だと思う。
要するに、軍隊みたいな非人間的な環境じゃ「男女平等」みたいなある意味「生温い」ことを言っても意味がないし、「男女平等」を主張して実現させたいなら日常の世界を舞台にするべき。
もう一つの脱力ポイントが、セクシュアリティ描写について。
主人公の活躍を快く思わない人々が主人公を引きずり下ろすために、「主人公はレズビアン」というデマを流すんだけど。
・レズビアンであるというデマが職場でマイナスに働く
・主人公がレズビアンだと思われることに不快感を示している
・とにかく登場人物が「レズビアン(LGBT)=マイナスな存在」と捉えている
こういう考えがありありと見えてしまいましたとさ。
これがなければ、「主人公はあんな過酷な環境でも頑張って周囲を認めさせたのね、私は真似できないけどスゴイ!こういうのも一つの生き方としてありじゃね?」とか思えるんですが。
主人公は女というマイノリティを代表する存在として描かれているのだろうけど、反LGBT描写をしてセクシュアルマイノリティを否定したことで、ひどく薄っぺらになってしまってます。
一つのマイノリティの地位向上を訴える傍らで、別のマイノリティを排撃するというのは、多様性を否定しているという意味で全てのマイノリティにマイナスの結果しかもたらさない。結局自分のためにもならないと思うんですがね。
まぁこんな感じでがっかりな映画でした。
あ、でもデミ・ムーアはマジかっこよかったっす。
白人女性って顔の彫りが深いから丸刈りみたいなインパクト強い髪型も似合うよねー。すげーセクシー。
デミ・ムーアつー女優さんが丸刈りですげーカッコイイ演技してた。
そこは大好き。戦争モノとか好きだし。
しかしねー。内容はなんだかとてもがっかりだった(´・ω・`)
多分、巷で言われているのとは別の意味で。
軍隊という男社会で、軍人として対等に扱って欲しいと願う主人公は、女であるという体力的ハンデをも越えて、文字通り男と同じだけの働きをしてプログラムをこなしていくんですよ。
それはいい。かっこいいし。一人の人間として、自分の道を行く彼女は尊敬できる。
でもさー、この映画って「男と同じ働きをしてこそ女は認められる」ということを言いたいの?なんなの?
その辺の主張が曖昧な上に、結局性差別問題だったりセクシュアリティ問題だったりをすごく乱暴に扱ってるから、観終わった後がかなり脱力だった。
確かに、軍隊みたいな特殊な環境で女が活躍するには男と同じだけの結果を出さなければいけないのかもしれないですが(その辺の軍隊知識は乏しいので性別と出世とか実際どうなのか分からない)。
もし、この映画が「男女平等」を主張しているのだとしたら。
軍隊という環境を選んだのは間違いだと言わざるを得ない。
軍隊とか戦争とか、そーゆー非日常的・非人間的環境で「男女平等」とか言っても意味がないから。
男女平等とか、差別のない世界、とか様々な多様性、とかそういうことは平時にしか尊重されない。多様性を活かすというのは、基本的に人間が生きることを前提としていると思う。でも、戦争って人が死ぬのが当たり前で、人を殺すことを前提としているから、ベクトルが正反対。
人間性をなくして、敵を殺すための駒として兵士を扱うには、そりゃ男だけの方が便利だろうさ。まぁ主人公くらいの能力があったら前線でも十分活躍できるだろうけど、「女でも軍隊で肉体的に活躍できます!」というのと男女平等はなんか別だと思う。
要するに、軍隊みたいな非人間的な環境じゃ「男女平等」みたいなある意味「生温い」ことを言っても意味がないし、「男女平等」を主張して実現させたいなら日常の世界を舞台にするべき。
もう一つの脱力ポイントが、セクシュアリティ描写について。
主人公の活躍を快く思わない人々が主人公を引きずり下ろすために、「主人公はレズビアン」というデマを流すんだけど。
・レズビアンであるというデマが職場でマイナスに働く
・主人公がレズビアンだと思われることに不快感を示している
・とにかく登場人物が「レズビアン(LGBT)=マイナスな存在」と捉えている
こういう考えがありありと見えてしまいましたとさ。
これがなければ、「主人公はあんな過酷な環境でも頑張って周囲を認めさせたのね、私は真似できないけどスゴイ!こういうのも一つの生き方としてありじゃね?」とか思えるんですが。
主人公は女というマイノリティを代表する存在として描かれているのだろうけど、反LGBT描写をしてセクシュアルマイノリティを否定したことで、ひどく薄っぺらになってしまってます。
一つのマイノリティの地位向上を訴える傍らで、別のマイノリティを排撃するというのは、多様性を否定しているという意味で全てのマイノリティにマイナスの結果しかもたらさない。結局自分のためにもならないと思うんですがね。
まぁこんな感じでがっかりな映画でした。
あ、でもデミ・ムーアはマジかっこよかったっす。
白人女性って顔の彫りが深いから丸刈りみたいなインパクト強い髪型も似合うよねー。すげーセクシー。
